約 1,746,060 件
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/2923.html
【TOP】【←prev】【FAMILY COMPUTER】【next→】 ファミリーコンピュータロボット ジャイロセット タイトル ファミリーコンピュータロボット ジャイロセット 機種 ファミリーコンピュータ 型番 HVC-GYS ジャンル ロボット 発売元 任天堂 発売日 1985-8-13 価格 5800円 ファミリーコンピュータロボット 関連 FC ファミリーコンピュータロボット ブロックセット ファミリーコンピュータロボット ジャイロセット 駿河屋で購入 ファミコン(箱説あり)
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/196.html
覚悟は出来てるか? 俺は出来ているッ!! 亜空の使い魔 「キサマなああんぞにィィィィィィーッ……」 満身創痍のヴァニラ・アイスッ 彼方此方から血を流し右腕と右足、それぞれ肘と膝から下が綺麗に消し飛び あまつさえその断面からは煙のようなものが出ていたが 日光の中、同じく満身創痍で膝を付くポルナレフに向かい吠える しかしッ 「地獄でやってろ」 ドンッ ポルナレフのスタンド―シルバーチャリオッツ、甲冑を着た銀色の騎士の肩がヴァニラにぶつかり、DIOの血で吸血鬼となった狂信者は、文字通り塵となった 塵になった者はどうなるのか?それはスタンド、クリームの亜空間に消えた者の行方同様に分からない しかし 「ぐぁああああッ!?」 「きゃっ!」 ヴァニラ・アイスは突然左手を襲った焼け付くような痛みで覚醒する 「な、何だこれはッ!左手に文字が!!」 まるで焼印を押されたようなこの痛みッ! しかしそれ以上の衝撃が彼を襲う 「右手があるだと!?」 紫外線を浴び消し飛んだはずの右腕が、右足がッ しっかりと存在し、それどころかチャリオッツに刺された傷も何処にも見当たらない 「おいおいルイズ!平民どころかそいつ頭がおかしいんじゃないのか?」 「さすが『ゼロ』ッ!俺たちにできないことを平然とやってのけるッ!そこにシビれる!あこがれるぅ!」 ヴァニラを遠巻きに囲むよう不規則に並んだ子供、その中のから野次が飛ぶ それは半分は自分に向けられたものだったがもう半分は誰か別の人物へ向けたもの しかしその疑問を口にする前にその答えは見つかった 「うるさいわね! ちょっと間違っただけよ!」 「間違いって、ルイズはいっつもだろ!」 「『ゼロ』のルイズは失敗が当然なんだからな!」 目の前で尻餅をついたピンク色の髪の少女、どうやらルイズというらしい 「おい女ッ!ここは何処だ?DIO様は何処にいるッ!!」 ヴァニラの迫力に思わず気圧されるが直ぐに 「ご主人様に向かってその口の利き方は何よ!」 「ご主人様?私がお仕えするのはDIO様だけだッ 質問に答えろ!!」 少女を締め上げようと手を伸ばすが、 「ミス・ヴァリエール!そこまでです!みなさん。今日はここでおしまいです。解散!!」 U字禿の男の言葉に遮られタイミングを逃してしまった 野次を飛ばしていた子供たちもぞろぞろと遠くに見える城の様な建物へ向かい歩いて行き、 ゼロのルイズと呼ばれていた少女も溜息をつき立ち上がる 「・・・・アンタ、名前は?」 「名前?ヴァニラ・アイスだ、それより質問に」 「ヴァニラ?変な名前ね・・・まあいいわ、来なさい。色々説明して上げる」 ルイズはそれだけ言うとヴァニラの返事を待たず、さっさと歩き出してしまった 一人取り残されたヴァニラはにわかに翳り出した空と、そこに浮かぶ何故か自分の身体を焼かない太陽を見上げ呟く 「DIO様、私はこれからどうなるのでしょうか・・・?」 己の命さえ投げ出し忠誠を誓った主の顔を思い浮かべ、一先ずあの少女から話を聞こう。そう自分を奮い立たせヴァニラは立ち上がった To Be Continued...
https://w.atwiki.jp/rangers-strike/pages/871.html
RM-054 レッドジャイロ Mビークル パワー2 ノーマル 追加条件 ※特徴「昆虫」を持つSユニットは、自軍コマンドを1つホールドすれば、 RCを持っていなくてもこのビークルにライドできる。 【レッドパルサー】 自軍ターン中、これがバトルエリアに出たとき、 敵軍バトルエリアからBP3000以下の特徴「航空機」を持つ敵軍ユニットを1体選びホールドする。 メカ/車両 ワイルドビースト 重甲ビーファイター フレーバーテキスト ブースターを使用しての一撃離脱、地上マシンとの連携もバッチリだ! 備考・解説 イラスト 矢薙 じょう 収録エクスパンション SPECIAL METAL EDITION自販機&パック 関連カード Q&A Q: A:
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1159.html
第一部ゼロの外道な初代様 逃亡した使い魔(スピードワゴン) 閃光の紳士 第二部ゼロのテキーラ酒売り シュトロハイムの野望・将星録 教師な使い魔 第三部アブドゥルさん放浪記 ゼロのタバサ(DIO) ゼロの剣 いただきマサクゥル 割れた世界 第四部ゼロの料理人 吉良 老兵は死なず(ジョセフ) シアー・ハート・アタック 望みの使い魔(トニオ) 少女よ、拳を振れ 紙・・・? うしろの使い魔 収穫する使い魔 茨の冠は誰が為に捧げられしや 茨の冠は誰が為に捧げられしや 『魅惑の妖精亭』編 猟犬は止まらない 第五部ペッシ ブラックサバス アバッキオVSギーシュ ギーシュの『お茶』な使い魔 鏡の中の使い魔 本当に良くやった使い魔(殉職警官) ゼロの鎮魂歌――黄金体験(GER) ゼロのチョコラータ 絶望の使い魔(チョコラータ) しぇっこさん 永遠の使い魔 死にゆく使い魔(カルネ) 王の中の王 -そいつの名はアンリエッタ- ボス憑きサイト 王女の手は空に届かない 罰を負った使い魔(ジェラート) 第六部サバイバー この宇宙の果てのどこかから(プラネット・ウェイブス) 使い魔ックス ゼロの使い魔像 第七部ロードアゲインの決闘 ブラックモアの追跡 Wake up people※ネタバレ注意 ~百合の使い魔~(ルーシー) その他バオー ゼロの吸血鬼(荒木) DIO 吉良 ボス同時召喚 二刀シエスタ フリッグの舞踏会にて 禁断の呪文 タバサの少し奇妙でタフな物語 ジョジョの虚無との冒険 才人の女性遍歴日記 エレオノールの来訪者 タバサと使い魔と吸血鬼
https://w.atwiki.jp/poke-okiba/pages/21.html
ジャイロボールの威力目安早見表。 実際の威力は計算式の関係上一桁の値まで細かく変動するため、あくまで目安。 SVにて習得可能ポケモンのみ、最遅と最遅1/2を記載。 ポケモン すばやさ 表示威力以上になる相手すばやさ実数値 種族値 実数値 最遅 60~ 80~ 100~ 120~ 150(最大) 最遅1/2 コータス 20 22 52 70 88 105 132 ヨクバリス 11 26 35 44 53 66 プリン クレベース 28 29 69 92 115 139 173 14 34 45 56 67 84 タルップル 30 31 74 98 123 148 185 マグカルゴ セキタンザン 15 36 48 60 72 90 ランクルス ドータクン 33 34 81 108 135 162 203 17 41 54 68 81 102 クレベースH 38 38 90 121 151 181 227 19 45 61 76 91 114 フォレトス 40 40 95 127 159 191 239 カミッチュ 20 48 64 80 96 120 ヌメイルH カミツオロチ 44 44 104 140 175 210 263 22 52 70 88 104 132 ノコッチ 45 45 107 143 179 215 269 ゴローニャ ゴローニャA 22 52 70 88 105 132 プクリン メレシー 50 49 116 155 195 234 293 ニャイキング ヤミラミ ディアンシー 24 57 76 96 115 144 ドンファン トロッゴン ノココッチ 55 54 128 171 214 258 322 ゴルーグ 27 64 86 107 129 161 ハリボーグ 57 55 130 174 218 262 328 27 64 86 107 129 161 マタドガス 60 58 137 184 230 277 346 マタドガスG ヌメルゴンH ジバコイル 29 69 92 115 139 173 メテノ(りゅうせい) テラパゴス ブリガロン 64 62 147 196 246 296 370 31 74 98 123 148 185 マギアナ 65 63 149 199 249 300 375 サンドパン サンドパンA 31 73 98 123 148 185 エンブオー ボルケニオン 70 67 159 212 266 319 400 レアコイル カポエラー 33 78 105 131 158 197 メタグロス ドーブル 75 72 170 228 286 343 430 36 85 114 143 172 215 日食ネクロズマ 77 73 173 231 290 348 436 月食ネクロズマ 36 85 114 143 172 215 カメックス 78 74 175 234 294 353 442 37 88 117 147 177 221 ネクロズマ 79 75 178 128 298 358 448 37 88 117 147 177 221 オニゴーリ 80 76 180 241 301 362 453 ナゲツケサル 38 90 121 151 181 227 フワライド ハリーセン 85 81 192 256 321 386 483 ハリーセンH ハリーマン ジュラルドン ブリジュラス 40 95 127 159 191 239 テラパゴス(ステラ) テラパゴス(テラスタル) ブロロローム 90 85 201 269 337 405 507 42 100 133 167 200 251 バクフーンH 95 90 212 284 356 428 536 レックウザ 45 106 142 178 214 268 ソルガレオ 97 91 215 288 361 434 543 45 107 143 179 215 269 ミュウ 100 94 222 297 372 447 560 バクフーン 47 111 149 186 224 280 テツノワダチ 106 99 234 313 393 472 591 49 116 155 195 234 293 サケブシッポ 111 104 246 329 412 496 620 52 123 165 206 248 310 メテノ(コア) 120 112 265 354 444 534 668 56 133 177 222 267 334 マルマイン 150 139 329 440 551 662 829 マルマインH 69 163 219 274 329 412
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/807.html
食堂にルイズが着いたのを1人の生徒が気がついた 「あ、『平民』を召喚したゼロのルイズじゃないか」 すると・・・ 「本当だ、平民を召喚するなんて流石だな!」 「そこに痺れないし憧れないぃ!」 次々とルイズを侮辱する言葉が飛んできた 「な・・・・な、こ、こいつはただの召使いよ!」 「へー 召使いって名前の平民なのか」 「なな・・・なんで知ってるの!?」 散々侮辱され流石に酷いんじゃ・・・と思ったが 昨日の自分の受けた扱いを思い出しその考えを取り消した また、今回の原因は今朝赤髪に話したせいだと思ったが嫌な予感がしたので黙っている事にした そんな事を考えながらルイズの席を引いて座らせ、自分も座ろうとすると ルイズは無言で床を指差した。そこに皿が一枚と焦げたパンが置いてある 「これは何ですか?」 「あのね、ホントは使い魔は、外。あんたはわたしの特別な計らいで、床」 エンポリオはその一言で全てを理解し・・・・今度こそ心が折れそうになった そして、そのルイズ様から頂いた素晴らしい食事を食べ終え外へ行こうとすると 香水が転がってきた けれど無視して行こうとした・・・・が (な、なんだ? ここで香水を拾わなければいけない気がする・・・・) そして香水を拾い転がってきた方向を見ると 「なあ、ギーシュ! お前、今は誰と付き合ってるんだよ!」 金色の巻き髪にフリルのついたシャツを着た、キザで見るからにマンモーニなメイジがいた。 薔薇をシャツのポケットに挿している。どうやら友人らしき人物と話をしているようだった。 「誰が恋人なんだ? ギーシュ!」 「つきあう? 僕にそのような特定の女性はいないのだ。薔薇は多くの人を楽しませるために咲くのだからね」 「会話中にすみませんがこれ、落としましたよ」 すると周囲に居た友人らしき人の1人が 「おや? それはもしや、モンモランシーの作っている香水じゃないか?」 「ああ、この特徴的な色合いは間違いないな。彼女が調合している香水だ」 「つまりギーシュは、今モンモランシーと付き合っているのか」 そのマンモーニが何か言いかけたとき、近くの席から茶色のマントをつけた少女がギーシュの席にやってきた 「け、ケティ……。違うんだ、これは…」 ケティと呼ばれた少女は弁解をしようとしたギーシュの頬を思いっきりひっぱたいた そして涙を零しながら去っていった するともう一人少女が近づいてきた こちらがモンモランシーだろうか? その少女はマンモーニの前に立つと・・・・スープを顔面に叩き込んだ 「嘘つき! 二度と顔を見せないで!」 そう言うと その少女もまた、去っていった 呆然とその光景を見ていると 「どうしてくれるんだ? 君のせいで二人のレディの名誉に傷がついたんだぞ!」 そのマンモーニが言いがかりとしか思えない発言をしてきた 「え?ぼ、僕が悪いんですか?」 「当たり前だろう! 君が香水を拾うからこんな事になったんだ!」 流石マンモーニ その考え方には尊敬してしまう 「でもマンモーニさn・・あ、えっとギーシュさんが二股をしていたのが行けないんじゃ・・・」 その言葉に周囲から「子供に言われてるよ・・」などと失笑が漏れる プライドが高いのだろうか?怒りで表情を歪めている 「確か君はミス・ヴァリエールの使い魔だったな・・・・ いい機会だ 彼女の変わりに僕が躾けてやる!」 その言葉には流石にカチンと来る そしてエンポリオは・・・・・ モンモランシーと同じように、スープを、叩き込んだ! 少しの静寂の後周囲に爆笑の渦が広がる 「き・・・き、き 貴様 許さん!決闘だ!!! 死ぬまで痛めつけてやる!!」 周りが 子供相手に何を言ってるんだこのマンモーニ っていうかマンモーニって何? という視線にも全く気がつかずギーシュは目を純血させながら激怒していた ~~~~~~~~~~ その頃のルイズ・・・・校舎裏で今日も真面目に魔法の勉強中(マンモーニ事件は知りません
https://w.atwiki.jp/gundamzero/pages/19.html
アナベル・ガトー(星の屑後)がルイズに召還されますた ゼロの使い魔0083サーヴァントメモリー-01 一部 『ジオンの残光』 ゼロの使い魔0083サーヴァントメモリー-02 a 二部 『撤退!ウェールズ・フリート』前編 ゼロの使い魔0083サーヴァントメモリー-02 b 二部 『撤退!ウェールズ・フリート』後編 ゼロの使い魔0083サーヴァントメモリー-03 三部 『NEUE ZIEL(新しき理想)』 関連資料 アナベル・ガトー
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1256.html
星屑「オラオラオラオラオラオラオラオラ!」 DIO「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!」 スト様「ずいぶん老けたなジョジョ、しかも隠し子もいるとは、元気そうで何よりだよ」 隠者「そ、そいつは言わない約束じゃよ!」 トニオ「ワオ、吸血鬼サンニ会ウノハ初メテデス」 仗助「トニオさんよぉー、それより俺にも料理食わせて欲しいッスよー」 康一「お城の生活ってどんな感じなの?やっぱり藁束の布団?」 康一「…う、うん…」(ごめん…ごめんよ僕…) 露伴「素晴らしいッ!平行世界で少しずつ設定が違う!この曖昧さが読者の想像力をかき立てるんだッ!」 アホ「あ…兄貴! 兄貴ィーッ!」 几帳面「泣くな億安!おまえも召喚されて使い魔になったなら背筋を正せッ!」 ミキタカ「形兆さん、泣きながらそんなことを言っても説得力がありませんよ」 猫草「…? ……??」 スミス「何だよフーゴォ~、食堂でキレないでもっと上手くやれよー」 フーゴ「…誰のせいだと思ってんだァー!」 スネイク「騒ガシイナ、ホカノ世界ハ皆コウナノカ?」 白蛇「プッチガ居レバ、ココニイル皆ヲコレクションスルンダガナ…」 育郎「あの、みなさん、シエスタさんがお菓子を届けてくれたんですが」 ジャイロ「ニョホ!一番大きいケーキを貰うぜ…ん?」 ジョニィ「大きいケーキを取ったはずなのに…ケーキが元の位置にあるッ!?」 リンゴォ「キッカリ六秒時を戻した…ケーキは元の位置に…まだ決着はついていない」 メロン「じゃあ小さいのから頂きますよ、勝負は勝手にやっていて下さい」 ンドゥール「イチゴの臭い…ショートケーキではない…タルトか」 ドイツ人「我がドイツのバームクーヘンは世界一ィィィ!このケーキは二番目にしてやろう!」 シーザー「シャボン・ソーサー!シャボン玉の上にケーキが乗り口元へと運ぶッ!」 ジョナサン「彼がツェッペリさんのお孫さんか…後で僕は彼に謝らなければならないな」 卿「謝る?逆に考えるんだ、トンペティさんの予言を深読みしたせいで死んだと考えるんだ」 DIO「ウリィィィィィィヤァァァァ!ブッ潰れよォォォォ!…何、く、口の中が苦い!」 星屑「九秒経過した時点で、てめーの口にハシバミ草をぶち込んだ…」 エンポリオは泣いた…自分のケーキが残っていないことに気づき…泣いた。
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/623.html
新世界の使い魔-1
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/924.html
虹村億泰は憂鬱だった。 なんで俺が掃除を手伝わされているのだろうか、と。 マリコルヌとミセス・シュヴルーズが搬出された後の教室にはルイズと億泰の二人だけ。 他の生徒は既に引き上げていた。 「なーるほどなぁ~~~失敗するからゼロね。 俺もテストの点数悪いからよォ~~、似た物同士かもなぁー」 どこから持ってきたのか、三角巾にエプロンをして完全装備をした億泰が上半分の無い教卓を運び出す。 「アンタのバカと一緒にしないでよ!? 私は知識問題なら点数良いんだからね!」 「変わんねーだろー、実技失敗なら『ゼロ』点なんだからよォ~~。 お、だから『ゼロのルイズ』って事かぁー、納得だぜ」 でもよぉー、オレでも酷くても三十点は取るぜェ~と億泰が言った途端、 ルイズの額に血管が浮き出たような気がした。 どうやら今の言葉がルイズの怒りの琴線に触れたらしかった。 「ねえ」 「あァん?」 「ここ、アンタが片付けといてね」 「今だってそーじゃねーか! オメーも手を動かせルイズ!手をよぉ!」 「私、着替えて食堂行くから」 「人の話を聞きやがれこのボケがぁ! って、おい、ちょい待て!マジに行くんじゃ! 気に障ったんならもう『ゼロ』なんて言わねーからよぉ!」 その言葉にルイズが廊下から戻ってきた。 おお、真面目にやってくれんのね!?と億泰が嬉しそうに思った瞬間! 「あんた、向こう一週間ご飯抜きね」 そう言い放ってスタスタと行ってしまった! よく見ると笑顔を浮かべているように見えたが、それは酷く引きつっていた。 言われた億泰はというと…… 「…………?ウギギギギギ?」 理解不能だった。それはもう宝クジを破られた重ちーのように。 ただし、こっちには理解可能になる瞬間なんて来ないけど。 とにかく、ルイズが居なくなった事で『ザ・ハンド』が使えた分はかどったが、 机にめり込んだ石ころの破片に、マリコルヌの血反吐、 天井に突き刺さったミセス・シュヴルーズの歯など簡単には取れない物が多く酷く面倒だった。 「ブゲ!?」 その後食堂でルイズが見てないのを確認してこっそり入ろうとした億泰だったが、 滑車に乗って物凄い勢いで滑ってくる見覚えのある岩に吹っ飛ばされた。 「よ、ヨォ……アンジェロ……」 アギ 犯人は見なくても分かる。 わざわざこんなことをする理由が他の連中には無い。 鼻血を垂らしながら床に這い蹲り、 やっぱり逃げたほうが良いような気がしてきた億泰だった。 「ヂクショー、腹減って動けないわ、 アンジェロ岩に吹っ飛ばされるわってアイツは悪魔かコンニャロォーッ!」 動く気力も無く、する事もないので億泰は窓から空を眺める事とした。 真っ青な空が恨めしい。 と、一匹のドラゴンが飛んでいる様子が見えた。 (あー、アイツは……って聞いてもいねーから名前なんて知らねーよ。 でも……羨ましいよなァ~~!自分の飯があってあんだけ遊んでられるんだからよぉぉお! オレが泥ならアイツは星だなァー) と、先程の授業で窓越しに目で会話した(ような気のする)ドラゴンを眺める。 視線に気づいたドラゴンがきゅいきゅい、と慰めるような鳴き声を出したような気がした。 「だ、大丈夫ですか!? い、生きてますよね?」 ふと死体のように転がっていた億泰に声がかけられた。 転がって見上げると、銀のトレイを持ったメイドの少女が驚いたように見つめてきている。 「正直もうダメかもしれねぇ…… なあ姉ちゃん。俺の遺言でも聞いてやってくれ。 『ランク外 5話 スコア3120 ルイズにアンジェロ岩で吹っ飛ばされて餓死』ってな」 「え……ええと、そう言うって事はミス・ヴァリエールの使い魔になったって言う…… あ!そうだ、よろしければ厨房に来ませんか? 賄いで良ければ空腹で死なれる前にお出しできますけど」 「なんだってェーーーーっ!! 行く、行くぜ!行かしてください!?」 倒れたままの姿勢から急に飛び上がったものだから、 少女は相当驚いたようだったが、暫くすると少し吹き出した。 「うわああああああ、はっ腹が空いていくう~~~~~~~~っ! 食えば食うほどもっと食いたくなるッ! ンまぁーーーいっ!!」 朝食のスープなんかとは比べ物にならなかった。 流石にかったいパンとうっすいスープと果物数個で体が動く程億泰は燃費がよくない。 そこにきてまともに作られただけでも神の施しのような物だ。 そうじゃなくても、十分に美味い代物だったのだが。 「食材の余りとかから作ってるシチューなんですけど…… よかった。お代わりも十分ありますからね」 娼婦風スパゲティをズビズバ食った時のように勢いよく食べる億泰を少女はニコニコしながら見つめている。 使い魔に囲まれていた時もそれなりに和めたが、 すぐに爆発で台無しにされた事を考えるとやっと心の洗濯ができたような気がした億泰だった 「ところで、なんであんな事になってたんですか?」 「ングッ、ゴクッ……ああ、なんか急に機嫌悪くしたみてーでさぁー。 少しだけ事実言っただけだったのによぉーっ」 「まあ!貴族相手に言えるなんて勇気が有るんですね!」 「別によォ~~、貴族だとか平民だとか俺にゃー関係ねーしなー。 魔法が使えるからって威張ってんじゃーねーよっての」 「ゆ、勇気がありますわね……」 唖然とした顔で億泰を見つめるシエスタをよそに、空になった皿を返した。 「美味かったぜェー、ホント~~にあんがとな!」 「あの、お腹が空いたらいつでも来てくださいな。 私達の食べている物でよかったらお出ししますから。 えーと……」 「ん?ああ、億泰だ。俺は虹村億泰だぜ。 つーか、うん、すまねえな。ホント。 そんじゃさァ~~、世話になりっぱってのもワリーし、 手伝える事あんなら手伝わせてくれねーか?」 ルイズの下着は気づかれるまで毎日ガオンしてやると心に決めたが、 この少女の手伝いなら何でもしていいや、という気分だった。 「私はシエスタといいます。 それなら、デザートを配るのを手伝ってくださいなオクヤスさん」 ケーキの並べられた大きな銀のトレイを億泰が持ち、シエスタが配っていく。 途中、金色の巻き髪に薔薇をシャツに挿したキザな勘違いメイジが居た。 周りに友人が集まり、口々に冷やかしているのが聞こえてくる。 「なあ、ギーシュ!お前、今は誰と付き合ってるんだよ! 「誰が恋人なんだ、言いやがれギーシュ!」 「つきあう?僕にそのような女性はいないよ。 薔薇は多くの人を楽しませるために咲くのだからね」 勘違いここに極まれり。反吐が出る事この上ない所だった。 一人だったら間違いなくボコってるなァ~と少しムカつきながら億泰はその集団から目を背けた。 「あ……」 「ん?」 「すみませんオクヤスさん、 ちょっと厨房に戻ってケーキの補充をしてきてくださいな。」 「おう」 そう言って億泰は厨房へ行き、シエスタが勘違いの所へと駆け寄っていく。 「あの、落としましたよ?ミスタ・グラモン?」 「何を言ってるんだメイド。 それは僕の物ではな……」 「おお!それはもしやモンモランシーの香水の壜ではないか!?」 「つまり、お前は今!モンモランーと付き合っている!違うか?」 「違う、いいかい?彼女の名誉のために言……」 そう言いかけた時、ギーシュのテーブルの両側から足音が聞こえてきた。 「ギーシュ様……『二股』しましたわね? チャンスは差し上げません、向かうべき道は『一つ』です」 「な、ケティ!?違うんだ!」 「これは『試練』ね。 二股に打ち勝てという『試練』と私は受け取った。 人の成長は……未熟な過去を清算することだと…… ねえ?貴方もそう思うでしょう?ギーシュ・ド・グラモン」 「モンモランシー、違うんだ誤解なんだ。 彼女とはただいっしょにラ・ロシェールの森へ遠乗りしただけで……」 ギーシュは冷静な態度を取ろうとしていたが、心の中では三つの思いが交錯していた。 『彼女達を落ち着かせなければ』 『ヒィイ~~!怖いよマーマ!』 『たかがメイドの分際で!何か有ったら仕置きの時間だ!』 「行くわよ!ケティ!」 「はい!お姉さま!」 右のケティからワインボトルのフルスイング! 左のモンモランシーからケーキの乗った皿のフルスイング! 左右の少女の怒りの間に生じる真空状態の圧倒的破壊力はまさに歯車的裁きの小宇宙!! 「……あのレディたちは、薔薇の存在の意味を理解していないようだ」 ハンカチを取り出して、ワインとガラスとクリームでグシャグシャになった顔を拭うギーシュ。 ある程度拭き終わったところで、呆然としていたシエスタに話しかけた。 冷静になっちまうほどにプッツンしているようだ。目がうつろで焦点が合っていない。 「どうしてくれるんだい? 君が軽率に香水の壜などを拾い上げてくれたせいで、こんな事になってしまった。 二人のレディを傷つけてしまったんだぞ?」 「も、申し訳ございません!」 「謝って済む問題だと思っているのか!? フン、やはり平民は平民か。 空気を読んで拾わない程度の事さえ期待するほうがバカだったね」 ギーシュが薔薇の造花を胸ポケットから抜き取った。 それを見てシエスタは『魔法を使われる』と恐怖に震え、腰を抜かして泣きながら土下座をする。 「す、すみませんすみませんすみません!」 「フン、今すぐ出て行きたまえ。君にこのトリステインでメイドをやる資格なんてない」 鼻で笑い造花をポケットへと仕舞うと、ギーシュは振り返ってその場から立ち去ろうとする。 「おいおいおいちょっと待ちやがれテメーよぉ。 テメーの不始末くらいテメーでやりやがれってんだボケが」 が、そこに厨房から戻ってきた億泰がギーシュを呼び止めた。 「なんだい君は?……ああ、ゼロのルイズの使い魔だったね、確か。 使い魔の平民如きが軽々しく話しかけないでくれたまえ。 貴族に対する礼という物を知らないのかい?」 使い魔の平民如きという言葉が引っかかるが、そんな事はどうでもよかった。 それよりもカチンと来たのはギーシュがテメーの二股の不始末をシエスタに押し付けていることだ。 厨房から戻ってきた時点で既にワインとケーキのツープラトンが炸裂していた所だから、顛末は分からない。 しかし、理不尽な内容でシエスタに八つ当たりしている事はよく分かった。 「おー、俺バカだからなァー!んなモン知らねーぜ! だからよぉーっ!」 「ぶっ!?」 億泰がそのまま自らの拳をギーシュの鼻へと叩き込んだ。 鼻の骨が折れる音と共に鼻血を撒き散らしてギーシュが倒れる。 「おれの『ザ・ハンド』を使うまでもねーっ 顔ボゴボゴにしてやっどォーッ」 「な、ま、待っ杖、杖もまd……ウヒィイイイイ!?」 その後の様子は、言わない方がいいだろう。 ギーシュ・ド・グラモン →メイジに治療されるも全治一日 魔法を使う前にボコられたせいで億泰に対して強い恨みを持った。